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うたた寝だったのか、その振動に小さく反応し腕を胴体に絡めてきた。
「んー?ユウヤどうしたの?」
俺の様子がおかしいことに気づいたのだろう。
もぞもぞと布団から出てくる。
俺は無言でテレビを指差した。
その指さえ周りから見れば、面白いように揺れ動いていた。
「えっ…」
ハルナの口から驚きの声が発された。
中途半端に口を開けたまま、俺に振り向く。
「ちょっとリモコン貸して!」
俺の手からリモコンを奪い、すぐさま音量を上げた。
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