最終編

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『…所持品の身元から亡くなったのはアリサカ ミサトさんと見られています。人が少ない時間帯だったため目撃者はおらず、現在捜査のためこちらの駅間が運行中止となっています。』 ミサトの写真が消え、線路図が大きく映し出される。 図には、数駅間に赤い罰印が付けられていた。 「この駅、ユウヤの会社の最寄り駅だよね?」 「ああ…」 ミサトが死んだ駅は、会社から徒歩数分の駅だった。 俺はいつもその駅から会社に向かっている。 俺にとって身近すぎる場所。 だからこそ余計に信じられなかった。
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