最終編

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「で、結局なんて言ってたの?」 さっきまで、我関せずって様子だったのに、終わった瞬間これかよ… ハルナはリモコンを手で弄びながら聞いてきた。 好奇心の色が隠せていない。 警察との電話が終わり、通話終了ボタンを押した直後のことだった。 ハルナも他人事みたいだよな…自分の姉なのに。 あ、そういやあんまり仲良くない、って言ってたっけ? 二ヶ月程前、ハルナが始めて姉についての話題を出した時、苦い顔をしていたのを思い出した。 姉妹って仲がいいものだと思ってたから、あれは驚きだった。
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