最終編

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俺は身支度を整えようと、ベッドから起きがった。 軽い目眩に襲われる。 ミサトと別居するようになってから、立ち眩みが多くなった。 そういえば、少し太った気がもする。 ハルナの料理は美味しいが、油物が多いのだ。 腰に手を当ててみる。 確かに腹回りが太くなってるな… 改めて実感した。 「今から行くの?」 呑気なハルナの声がした。 「あぁ。行ける、って言ったからな」 パジャマを脱ぎながら、答える。 ふとハルナの方を見た。 ハルナはベッドの上に寝転んだまま、起き上がるそぶりを見せない。 「行かないのか?」 俺はベッドに再び近付き、ハルナの身体を軽く揺すった。
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