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「またソファーで寝ちゃった…」 南 緋色は、毎朝器用にも7時半に目が覚める。 …いつからだろう 朝が来たら 誰かがそばで寄り添ってくれてるんじゃないか、って期待するようになったのは。 ソファーで寝るのが習慣になっちゃってても、ブランケット1つ掛かるわけないことが嫌になったのは。 …こんなにも、1人で過ごすことに不安を憶えたのは。 このガランとした家には、緋色以外がいることは、まずない …正確に言えば、盆と正月は南 香苗(みなみ かなえ)…緋色の母が帰ってくるけど。 (マザコンだとか、 そういう淋しさじゃないんだけどな。) 緋色は物思いに更けていた。
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