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私の家は貧乏だった。
だけど、何もかもがパパとママの愛情に溢れてて私はすごく幸せだった。
春休みの明けた4月のある夕方、パパはいつもの笑顔でこう言った。
「ゆり、来週から宮口さん家にお泊まりだからな?」
宮口さんとは、パパの高校の時からの大親友。
私の家とは違って、すごくお金持ち。
それはもう立派な豪邸に住んでいて、今でもパパと仲が良い。
家も近いから長い休みに入るとちょくちょく泊まりに行ったりもしてた。
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