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パサッ…
「また落としたよ…邪魔だよな~学生証なんて。行きたくないんだし。」
そう言えばあの時もこのくらい寒くて薄暗かったよな…
あの子のおかげで少しは更正出来た。
金髪を黒にしたり、あまり学校をサボらなくなったり…
「あっ…雪…」
「嫌いな雪も好きになったんだ…」
あの子との思い出は俺の人生の中でゴマ粒ほどしかないなのになんで未だに涙が出るんだろうか…
もう一度会いたい…
触れたい…
抱きしめたい…
笑い合いたい…
一緒にこの道を歩きたい…
そんな願いはもう…
叶わない
二度と…
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