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「両親と妹弟の話しからだと、鈴木太郎は妹弟とは秋田から上京してからは疎遠で、最近では両親とも疎遠だそうです。妹弟の話しから察すると妹弟とは仲が悪いと言うわけではなさそうですが、お互いに距離をおく生活に慣れてしまったと言う感じです。そして、妹弟の話だと、鈴木太郎は子供頃も今も、普通ではないと。小中高と表では相当、苛められて、一方、裏ではカリスマ的人気者であったらしいのですが、裏に関しては、鈴木太郎は一切、気付いてないかった、と言うより、気付けない程、苛められたと言う事です。それに、子供の頃から手癖火悪く、万引きや、親の金を盗んだり、そして嘘も平気で吐いたそうです。そして、これが子供の頃の鈴木太郎の写真です。」 と豊臣准教授が織田教授に鈴木太郎の子供の子供頃の写真を渡した 「これが鈴木太郎は、うっ、可愛いなぁ、本当にこれが鈴木太郎なのか?写真からはおとなしいそうな女の子に見えるのだが。」 と、織田教授は目を閉じ、そして両手を組み、何かを考え込んでる様子だった。 「続きを話たまえ、豊臣君っ。それで、終わりではないだろう。」  織田教授は目を閉じたまま、豊臣准教授に言った。
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