手紙って無性に燃やしたくなる

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龍太「まただ……」 俺は下駄箱を見るたびに嫌な気持ちになる。 龍太「また入ってる……」 俺の下駄箱にはいつの時代のやり方か知らないが、ラブレターみたいなものが入っていた。 龍太「今日もいつもどおりに……」 俺は教室に向かった。 俺は中都 龍太。この風摩高校に通ってる。高校一年。クラスは1年8組。趣味はアニメ。動画鑑賞。読書(特に漫画) ?「またラブレターかよ。お前、これで何通目だよ。」 俺に話しかけてきたのは、中学からのダチである橘 孝太(タチバナ コウタ)だ。 中都「俺だって欲しくてもらってるわけでもないし、第一数えたこともない。」 俺がそっけなく答えると、孝太はいたずらっ子っぽく笑って言った。 孝太「今回くらいOKしちゃえばいいじゃん」 俺は断言した。 中都「リア充には絶対ならんと誓ったんだ!」
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