二夜目

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「じゃ、行ってくる。昼ご飯はさっき教えた通りだからね、家康」 「あぁ、わかった」 スーツに着替えてから玄関に立つ。チンの仕方を教えておいたので、問題ないだろう。 「おい」 「ん?」 「何故私には頼まない」 少し拗ね気味に、三成がそう言った。・・・・もしかして、嫉妬? 「いや、他意はないけど。じゃあ三成は家康に教えてもらって?」 「嫌に決まっている!!」 もう。ああ言えばこう言うんだから。玄関で靴を履きつつ、三成と会話する。 「三成」 「・・・なんだ」 「いってらっしゃいのキスは?」 「・・・きすとはなんだ」 「ごめん、忘れて」 通じなくってよかった。通じてたら残滅でしたよね・・・いや、それもおいし・・・なんでもないです。
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