二夜目

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ごちそうさまをして、家康と後片付けなう! 「これがスポンジでこれが洗剤ね」 「あぁ!」 あぁ、家康エエ子や・・・!いい子に育ってくれて、お父さんは嬉しいぞ!! 「大和は一人暮らしなんだよな?」 「うん、彼女いないから。恋人はいつでも募集中だよ?」 「っ・・・!!」 顔を近づけてにっこりと笑うと、赤面する家康が見れた。可愛いのう可愛いのう。 「木代!!」 「んー?」 「早くこれの操り方を教えろ!!」 「あー。もうちょっとだからね、ちょっと待ってー」 ・・・なんか、家族みたいだな。三成が子供で、家康が旦那?妻?・・・どっちもどっちかな、俺が妻とか考えたくもないや。 「・・・大和は優しいなぁ」 「優しくなんかないよ」 この状況だって、楽しんでやってるんだし。むしろ、もうちょと二人に親身になって悩むべきなんだと思うんだ。 「いや、優しいさ」 「・・・どうも」 ・・・なんか、そうも真っ直ぐに言われると調子が狂う。てか照れるよね!! 「木代!!!」 「あーはいはい!」 ああ、一人じゃない夜っていいなぁ。
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