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「それで、俺明日仕事休みなんだ」
「・・・唐突に。何がそれで、だ」
晩御飯なう。俺が突然言い出すと、三成がツッコんでくれた。おや珍しい。
「いやぁ、どっか行きたいとことかやりたいこととかないかな、と思ってさ。折角未来に来たんだし、ちょっと位観光に出てもいいかなぁって」
「いらん!」
「えー」
まぁ、断られるとは思ってましたけどねー。
「そうか、三成?ワシは一度、外を見て回りたいが・・・」
「未来になど興味はない」
「意地はんなってー!もしかしたら元の世界に帰れる手立てが見付かるかもしんないよ?」
「・・・口から出任せを」
じ、と三成に睨まれる。いや・・・すみませんでした、はい。
「三成、大和もこう言ってくれているんだ。明日は出掛けないか?」
「・・・そんなに言うなら、貴様等二人で行けばいい」
「三成・・・」
あ、ゲームしたいんですねわかります。俺としては家康と二人でもいいけど、しょうがないな。
「三成、明日一緒に行かないならゲーム没収するよ?」
「ッ!!?貴様、汚い事を・・・!!」
「ね、退屈はさせないからさ」
悔しそうな顔をする三成に笑顔を向ける。
「・・・仕方がない、明日だけだ」
「素直だなぁ、三成」
「五月蝿い!!」
ため息を付きつつ了承してくれた。・・・PSP効果やっべぇ。
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