三夜目

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「それで、俺明日仕事休みなんだ」 「・・・唐突に。何がそれで、だ」 晩御飯なう。俺が突然言い出すと、三成がツッコんでくれた。おや珍しい。 「いやぁ、どっか行きたいとことかやりたいこととかないかな、と思ってさ。折角未来に来たんだし、ちょっと位観光に出てもいいかなぁって」 「いらん!」 「えー」 まぁ、断られるとは思ってましたけどねー。 「そうか、三成?ワシは一度、外を見て回りたいが・・・」 「未来になど興味はない」 「意地はんなってー!もしかしたら元の世界に帰れる手立てが見付かるかもしんないよ?」 「・・・口から出任せを」 じ、と三成に睨まれる。いや・・・すみませんでした、はい。 「三成、大和もこう言ってくれているんだ。明日は出掛けないか?」 「・・・そんなに言うなら、貴様等二人で行けばいい」 「三成・・・」 あ、ゲームしたいんですねわかります。俺としては家康と二人でもいいけど、しょうがないな。 「三成、明日一緒に行かないならゲーム没収するよ?」 「ッ!!?貴様、汚い事を・・・!!」 「ね、退屈はさせないからさ」 悔しそうな顔をする三成に笑顔を向ける。 「・・・仕方がない、明日だけだ」 「素直だなぁ、三成」 「五月蝿い!!」 ため息を付きつつ了承してくれた。・・・PSP効果やっべぇ。
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