三夜目

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「あー、ワクワクして寝れないー!」 「子供か貴様は!!早く寝ろ!」 三成の布団にお邪魔して、キャッキャ言ってやる。なんで三成の布団かって?家康は寝付きがよくて面白くないからだよ! 「三成も子供の時、こんな気持ちだったことある?」 「・・・」 「寝たふりすんなよー」 三成が寝たふりをするから、ほっぺたを抓ってやると嫌そうな顔をされた。ほら、起きてるじゃん!! 「私は・・・昔、秀吉様と半兵衛様のお茶会に参加させていただいた事がある」 「へぇー?」 「・・・その時位だ」 ふぅん。秀吉に半兵衛に三成なんて、豪華キャストなお茶会ですこと。 「今は?今はもうない?」 「・・・、・・・無いに決まっている」 「なぁんだ」 やっぱり、秀吉を殺されてからは・・・そんなこと、一度も無かったんだろうな。明日は、少しでも楽しんでくれるといいなぁ・・・。 「三成」 「・・・さっさと寝ろと言っている」 「俺は明日、二人と出掛けるの楽しみだよ」 「・・・フン」 少しでも二人が楽しめるようにしよう。さて、明日はどこに行こうかな・・・。 楽しい明日を瞼の裏に描きながら、俺は目を閉じた。
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