四夜目

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「いっ・・・家康ゥ!!!何故私ばかりを狙う!!!!!」 「はは、だって大和は狙えないだろう?」 「貴様ァアアア!!!!」 おどろいた。家康、ゲーム上手いなぁ・・・。家康は笑顔でずっと三成をフルボッコにしている。俺は放置プレイのようです。本当にありがとうございます。 「家康!俺とも戦おうよー」 「大和・・・ワシに大和は殴れん」 「えー?そんなこと言ってたらゲーム終わんないんだけど」 ス●ブラは相手を倒してなんぼだからね!それじゃ一生終わらないね!! 「そうか・・・。なら、三成を倒した後は自刃しよう」 「ちょっ・・・!!何が家康をそこまで駆り立てるんだ!」 というわけでスマ●ラはやめになりました。・・・ちょっとは家康のストレス解消にはなったみたいだしよかった。 「うーん・・・あんまり対戦物はよくないなぁ・・・」 三成がフルボッコされて可哀相なので。・・・そうだ。 「ひと狩りいこうぜ!」 「なんだ大和、今からか・・・?外はもう暗いが」 「いやいや」 現代に思いつきで狩りに行こうとする人はいませんよ。 「ほらこれ、モン●ン!!これなら協力プレイだし二人でできるよ」 PSPなら二台あるからね!何でかって?一人通信楽しすぎる訳じゃないよ、貰い物だよ!! 「おぉ・・・大和はたくさんげぇむを持っているんだな」 「オタクだからね」 「おたく・・・」 家康にPSPを渡すと、家康が手探りでゲームを始める。隣で三成がそわそわしてるのが可愛い。 「で、こうやって通信!」 通信できるようにしてやると、家康の画面に三成のキャラが現れる。 「凄いな・・・!三成、協力して一流のはんたぁになろう!!」 「貴様に協力する筋合いはない!」 二人がモ●ハンやってるの見るの楽しいです。俺、あの血が吹き飛ぶ感じ苦手だからやってないんだよね。 「ほら三成!上手に肉が焼けたぞ!」 「くっ・・・!!木代!私に協力しろ、肉が焼けん!!」 「はいはい」 家康ができることができない自分に腹がたったらしい三成に呼び付けられ、肉の焼き方を教える。 二人が仲良さそうにゲームをする姿は微笑ましくて・・・ずっと、こんな感じならいいのにと思った。
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