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三年の引退試合まで三週間を切り、部員の練習にも気合いが入ってきた。
マネージャーもいろいろと仕事が増えて、麻衣は毎日休まずに仕事をしていた。
でも、この部のマネージャーは麻衣しかいないから、事務的なことは任せて、他の部員でもできる事は分担してこなしていた。
そうやって忙しく部活動をしていたある日、顧問の片山久義が部活に来て言った。
久義「今日から赤坂と同じマネージャーをすることになった松浦ゆずだ。ちょうど次の大会に向けて忙しい時期だったからな。まっ、仲良くしてやれ。」
久義がそういい終わると、その横に立っていた女子は、にっこり笑った。
ゆず「初めまして☆1年1組の松浦ゆずといいます。部員のみんなをマネージャーとしてしっかりサポートしたいとおもいます!!よろしくお願いします♪」
ゆずはペコリとお辞儀をすると、またにっこりと笑った。
「やべぇ…めっちゃ可愛いじゃん、あの子。」「あれで1年だろ?ちょー可愛いじゃん。」「俺、後でメアド聞こうかな…。」
久義「はい、おまえらは練習に戻れ。浮かれるのは大会が終わってからだ。じゃあ…赤坂!」
麻衣「はっ、はい!」
久義「お前は松浦にマネージャーの仕事教えてやれ。部員は解散!!」
久義はそれだけ言うと職員室へと帰っていった。
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