【第1章 人生の転換期】

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「ねえ? この先ずっと一緒にいられるといいね!」 一人の幼い幼女が一本の緑色の葉が多い茂る木の下でそう言った。 「そうだね。いつまでも一緒にいられるといいね」 そういったのはその場にいたもう一人の男の子 年はさっきの女の子と同じぐらいだ。 「でも、私達はこのままここには居られない」 小さな幼女が悲しいそうに言った。 「どうしてさ? こんなにも楽しいところにどうしていられないの?」 男の子の質問に女の子はゆっくりとこう告げた。 「この世界はもうすぐ壊れてしまうから」 そうその女の子は言い、ゆっくりと立ち上がると 「でも大丈夫。この世界からもうひとつの世界にいってそこでもう一度出会えるから」 そういってその女の子は微笑んだ。 遠くの方でいきなり爆発が起きた、それは至るところで起きていた。 「何!?何が起ったの!?」 児童は物凄く驚いていたが幼女の方は案外冷静でいた。 遠くで起きていたのは殺戮殲滅(さつりくせんめつ)だった。 老若男女関係なく皆殺しにされていた。 「やめて!! お願いー」 ズバッ 誰であっても関係なく全員を殺していた。町は燃え上がり王宮もすでに陥落寸前だった。 さっきまで咲き誇っていた花畑も炎に焼かれ灰となっていった。 そんな光景のなか幼女が最後にこういった 「もう一度人間界で再会しましょう」 そう言って微笑んだ。 燃え盛る世界で二人の幼い子供が大きな樹木の下で約束した。
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