序章

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返事をしたと思えば銃声音が聞こえた。それは俺の頬をかする。 何か冷たいものが頬を流れる。血の匂いが鼻を刺激する。 「いてぇよ!ばっか!!」 月「すいませーん」 反省の色が全くない声音が返ってきた。銃声音は鳴りやまず、化け物は喚きまわっている。 「はい!おしまいっ!」 ザシュッという音と肉のような何かを貫く感触が刀から手に伝わって全身に流れる。  あぁ、いつまでたってもこの感触はなれない。 月「お疲れ様です」 化け物が倒れ、俺は血がこびりつく前に刀を振って血を落とす。 ビシャという音と一緒に地面に血が飛ぶ。 「聖書ゲーット!!」 俺は聖書を胸に抱きしめる。
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