プロローグ~始まり~

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ポートアイランドにある会社に行く為に通る神戸大橋に辿り着いたのは家を出てから5時間後でした。 しかし、橋は当然通行止めで近くで交通整理をしていた警官に、「ここから先は徒歩で行って下さい」と言われ、諦めて帰る事にしました。 再び地獄絵図の様な光景の中を抜けて、実家に戻ったのは午後4時半。 流石に停電は復旧しており、急いでテレビをつけるとついさっきまで直接自分自身が目の当たりにして来た光景がブラウン管の中に… 会社は一体どぉなっているのだろう? 社員は皆大丈夫なのか? 神戸の友人は無事で居るのだろうか? そして、その夜一本の電話が…
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