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「餓鬼とは失礼な。これでも16だ。」
土方が吹き出した。
その時ー。
ガラッ
「近藤さん!さっき変な輩‥‥が。」
「よぉ。沖田。」
カチャ
へらへらしているクルハに剣を向けた沖田。
「早まるな!総司!」
「何でですか!なんでとめるんですか!」
「だってクルハが新しい先生だもん!」
沖田はポカーンとしていた。
だが、我に帰り。
「嘘ですよね!?」
「嘘じゃない。」
沖田は絶望した。
部屋の隅っこで。
土方は不機嫌な顔で俺をにらんでいた。
俺は沖田を絶望させたから睨まれていると思い、すかさず沖田を慰めにいった。
「沖田。これやるから機嫌なおせ」
俺はみたらし団子を差し出した。
沖田は俺を睨んだが、団子を見た瞬間顔が明るくなった。
「本当ですか!?」
「沖田が機嫌治すなら。」
「ほらっ♪この通り機嫌いいですよ?♪」
俺は微笑みながら団子を渡した。
「これからも仲良くしましょうね♪」
「あぁ!♪」
こうして二人は硬い絆で結ばれたのだった。
そして近藤、土方は思った。
(微笑ましい‥‥)
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