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その日から又、マティルは研究所に通いつめ博士が死ぬ以前の勤勉なマティルになっていた。 マティルは10がつく午前0時の日を欠かさず、風鈴が鳴るか待っていたが風鈴がなる日は一度もなかった。 それから、何十年かが経った。 マティルは『死』についての研究をまだ続けていたが、答えは出ていなかった。
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