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気がつくと書斎のソファーの上だった。 マティルは死んでいなかった。 夢か現実かわからない状態だったがマティルは自分が生きていることに涙し、喜んだ。 部屋を見回すと縄が柱に吊されてあり、机の上に助手への手紙が置いてあるままだった。 手紙を手に取ったマティルは、それを破り捨てた。 部屋からは、懐かしいコーヒーの匂いが漂っていた。
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