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トーマス博士には唯一、マティルと言う名の助手がいた。 彼はとても勤勉であり、トーマス博士は我が子ように可愛がっていた。 曇り空の日の事であった 朝、マティルは何時ものように研究所へ行った。 研究所に着きドアをノックして、博士の名を呼ぶが博士が出てこない。 何時もなら、二つ返事で出てくるはずだが、この日は妙な静けさがあった。 マティルは博士がまだ寝ているのだと思い、もう何回か博士を呼んだが返事がない。
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