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「なんにもでなかったね?修君」
「ああ」
なんだかつまんなそうだった。すると先生は首をかしげながら
「なんにも出ない方がいいじゃないか?」
確かにそうだけれどと、二人は思った
「さあ、次は3階だなあ。3階は教室と音楽室と理科室だなあ」
音楽室に理科室。いかにも何か出そうな感じだと二人は思った。ありきたりだけれど。そして僕らは3階へむかった。3階は1、2階よりも更に不気味に感じた
「さあどこから見るんだ?」
男性は二人に聞いた
「とりあえず、まず教室から」
修は笑顔で言った。優子と男性はなんとなく修の気持ちが読めた。それは教室だったら音楽室や理科室よりも怖くないと思ったからだ。
「わかった。とりあえず、まずは教室からまわるか」
そして3人は教室に入った。とくに何も違和感のない教室だった
「黒板に目印をつけとくか」
そう言いながら目印をつけた。
「次は音楽室に行くぞ」
音楽室か、音楽室といえばベートーベンにピアノ幽霊などが思いつくかな。そして中に入ると。なぜか凄く痛い視線を感じた。
「ねえ!お兄さん!早く目印つけてこの教室から出よう」
優子は男性の腕に抱き着いた
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