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まだ私がこのマンションに引っ越してきたころのお話です。それは引っ越してきてすぐ始まったことなのですが。私が荷物の整理をすませ、一休みをしていると突然 電話が鳴りだしたのです。
「もしもし?」
しかし、無言だった
「あのどなたですか?」
これまた無言だった。すると突然
「…桜…」
低めの男性の声で、桜と一言呟いた後。電話が切れた。ちなみに私の名前は桜だった。最初は男友達の悪戯か?と思ったが。
次の日。ほとんど昨日と同じ時間に電話が
「もしもし?」
無言だった。そういえば昨日も無言電話がと思いながら。
「…どなたですか?」
「…桜…」
同じ男性のようだった。そして声は昨日よりは少し高いようだった。毎日同じような時間に、無言電話がかかってきた。
そして回をますごとに声がだんだん高くなってきた。我慢できなくなった私は友達に相談することに。
そして電話線をぬいた。これで電話がかかってくることはない。私は安心しきっていた。そしていつもの時間に。
その時、突然。携帯が鳴った。どうやら、メールのようだった。差出人不明!?
いったい誰だろう?と思いながらメールを開くと。
桜という文字が。
「いやあ!!!!」
私は受信拒否した。これでこのようなメールがくるはずがない。そう思っていた。
そして次の日。安心したのはつかのまで。突然、非通知から電話が。
「これってもしかして」
桜…。携帯はなかなかなりやまない。私は怖くてベッドの中に入った。そして、私がうとうとしてきた時だった。さっきまでうるさくなっていた携帯が切れたのであった。よかったと私は胸をなでおろした。すると、急に体が動かなかった。声もでない。これはもしかして、金縛り!?
すると、突然。胸が苦しくなってきた。体の上に何かがのっかかっているような感じが。
突然、目の前には長い髪の女が。私は思わず目をとじ。もう一度、目を開けると女はどこにもいなかった。そしていつのまにか、金縛りがとけていた。
後で
管理人に聞いた話では、私が越してくる前に住んでいた女性はストーカーをうけていてしまいには殺されそのストーカーも死んでしまい。
そしてその女性の名前は桜だった。
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