第2夜 男の子

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ある真夜中のことだった。私と友人の雛は夜のドライブを楽しんでいた。山道を走っていたのだった。 「ね!知ってる?」 「うん?」 雛は少し怖い顔をして私を見た。雛の話によると。この山道で、以前男の子が事故死したという話だった。 「へえ」 「あんまり、ここらへん。事故とかほとんどないんだけどね。」 「それで?」 私は雛に聞いた。 「その男の子の幽霊が出るとか?」 「そんなの聞いたことないよ?」 私は小さな溜息をつきながら。 「なんだ。」 「…!!!!ね!!!あそこ、見て」 私は雛が言う方を見てみると。曲がり角の方に小さな男の子が。こんな真夜中になんで男の子が? 「ね。あれってなんなのいったい?」 「とりあえず」 私は男の子がいる曲がり角の方に車が来ないか確認をし車を停めた。 「え!?何するの?」 「ほら、こんな真夜中に男の子一人なんて絶対おかしいから。話聞いてみるの?」
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