第13夜 さっちゃん2

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すると 「一緒に遊ぼう」 と人形は声を出した。 「私、これ買おう。」 そして帰り道にて。 「あ。私、用事思い出しちゃった」 加奈子はそう言いながら先に歩き出した。 「あ!加奈子!人形忘れてるよ?」 「え!」 ちなみに加奈子はなぜか車道にいた。 その瞬間。突然、トラックが加奈子にぶつかってきた。キュードカン。…病院にて、加奈子は即死だった。まさか、死んじゃうなんて。そして私の手元には人形が入っている箱があった。そしてその晩。私は自分の机の上に人形を置いた。 「…やっぱりなんかこの人形。怖いなあ」 私は人形の背中を見た 「そういえば、これって。電池とか入っているのかなあ?」 数分後、私は電池が入ってそうな袋を発見した。 そして袋を見ると。電池のようなものは何も入っていないようだった。 「…どうゆうこと!?」 背中を押すとやはり 「一緒に遊ぼう」 という声が私は急に寒気がしてベッドに戻った。すると机の上においてある人形が私の方をむいていた。 「あれ!?おかしいなあ」 すると 「私、さっちゃん。一緒に遊ぼう」 背中のボタンを押していないのに勝手にしゃべりだした。私は思わず起き上がった。 「私、さっちゃん。一緒に遊ぼう」 「さっちゃん」 「一緒に遊ぼう」 私は急に怖くなり人形を床に投げ付けた。すると 「痛い、痛いよ!」 人形が悲鳴をあげていた。今度は人形を窓から外に投げ捨ててしまった。 「私…さっちゃん…一緒に遊ぼう…」 「!!!!」 人形の体から血のようなものが流れてきた。次の日、外に出ると人形の姿はどこにもなかった。あの人形はもしかして、呪いの人形だったのでしょうか。
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