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これは僕らが中学生時代に体験した話。ある日の放課後、前々から僕らが虐めていた女子生徒と一緒に夜の学校でかくれんぼをすることにした。メンバーは僕[祐司]と寿人と大樹と雪美と虐めていた紫乃で夜の学校に集まった。この時はたんなる悪戯で、全員でかくれんぼをし鬼を紫乃にすることに決めた。
「よーし!100数えたら俺らを探しに来いよ!?わかったなあ!」
一番紫乃を虐めていた大樹が紫乃に言った。紫乃はうなずいた。そして僕らは紫乃が数を数えている間に学校を出た。夜の校舎には、紫乃だけだった。
次の日、紫乃は行方不明になり学校には来ていなかった。そしてその放課後。僕らは教室に残っていた。
「行方不明ってもしかして僕らのせい」
最初に言葉をつぶやいたのは僕だった
「何言ってんだよ。家出でもしてんじゃねえの?」
大樹は言った
「けど、原因はやっぱり僕らにあるんじゃ」
「…」
するとずっと黙っていた寿人が
「このことは絶対に秘密にしとけよ?祐司」
「ああ、わかってるよ」
それから数日後。学校のトイレで自殺をしていた紫乃の死体が発見された。中から鍵を閉められていたので死体が発見されるのは遅く、数日たって発見された。亡く
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