第15夜 天国からのメール

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私の名前は美嘉。今、ある病院にいます。そして目の前には長い間付き合っていた彼氏の遺体が。 彼の名前は敬吾。高校に入ってからこの7年間。私達はずっと一緒だった。死因はガンだった。ガンだとわかったのは半年前、余命半年と告げられたのだった。 [おはよう]・[こんにちは]・[こんばんは]・[おやすみ]治療で辛いのに敬吾は毎日メールを送ってくれた。なのにもう。これで最後なんだね。 「さようなら、敬吾」 敬吾が死んで数日がたち私の時間ずっと止まったままだったが。ある日のこと ある朝、知らないアドレスからメールがきた。内容は 『おはよう』 「何!?」 私が返事を送ろうとすると、なぜか返事が送れなかった。 「意味わかんない」 そして昼頃、またメールがきた 『こんにちは』 非通知にしておくことにした。そしてその夜。私が友達にメールを送った瞬間。受信んという画面にかわり、文字が出てきた。文字は 『こんばんは』 だった。 「やだ。怖い」 そして寝る前にも 『おやすみ』 というメールがきた。私はだんだん怖くなり友人に相談した。 「もしかしてメールの送り主敬吾君だったりして」 え!!!!!!!私は凄く驚きました 「だって
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