第16夜 ピエロ

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私の名前は飛鳥で高校生。私の家のそばの丘に古びたサーカスのテントがありそこには怖い噂がありサーカス団員がみんな、ピエロの呪いで呪い殺されたとか。そして最近ではサーカスのテントを取り壊そうとした従業員の数名がテントのそばにあるビジネスホテルで惨殺されたという事件がありこれもピエロのしわざではないかという噂があった。そんなある日のこと、前の日に遊び半分でサーカスのテントに行った私の学校の同級生が行方不明になった。 私は心の中でこれもまたあのピエロの呪い!?と私は思った。そしてその日、友人の健斗と祐一郎から 「なあ!放課後。噂のサーカステントにいってみないか?」 最初に言い出したのは健斗だった。冗談きついよと私は思ったが 「それ面白そうじゃん。さっそく行ってみようぜ」 祐一郎はのりきのようだった。そして放課後、私と健斗と祐一郎と3人で噂のサーカステントへむかった。サーカステントに着くころには外はかなり薄暗く不気味だった。 「昨日、行方不明になった、あいつら。いったいどこにいっちまったんだよ。」 「もしかして、本当にピエロに呪い殺されていたりして」 「そんな、バカなこと言わないでよ」 私はピエロの話なんてまったく信じてはいなかった。実際は怖すぎて信じたくなかっただけだった。ぽた。祐一郎の額に何か落ちた。 「なんだ?」 と思いながら祐一郎がでこについているのを触るとなんとでこについていたのは血だった。 「血!?」 祐一郎が顔をあげると。テントの上に行方不明になった一人が串刺し状態で死んでいた。そして死体から流れる血が祐一郎のでこにかかったのだった。 「きやあ!!!!」 私は大きな悲鳴をあげてしまった。 「なんなんだよ。これ」 「これってやっぱりピエロの呪い」 「そんなことが実際にあってたまるかよ。さっさとテントに入ろうぜ」
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