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ちなみに行方不明になった人数は4人だった。そのうちの1人が死体となって私達の前に現れた。
そして私達はサーカステントに入った。テントの中はかなり薄暗かった。
「やっぱり帰ろう」
私は怯えきっていた。
「何言ってんだよ。今更。早く行こうぜ」
健斗は先に歩き出した。すると目の前には何かが壁にはいつけられているようだった。なんとはりつけられていたのは首元を何かで引き裂かれた行方不明になった一人の死体だった。
「いやあ!!!!!」
私は叫んでしまった。
「かなりひでえ」
祐一郎も私も怯えていた。
「…」
「やっぱり帰ろうよ?健斗」
「そっそうだなあ」
さすがの健斗も怯えているようだった。そして私達が入口のほうへ行こうとすると。入口に着き外に出ようとすると
『クックックックックックックックックックッ』
と不気味な笑い声がどこからか聞こえてきた。
「なんなんだよ。この声!?」
『ここだよ』
私達はすぐそばに声の主がいることに気がついた。でもどうして見えないのだろう。
「まさか、この声って。あのピエロ」
祐一郎がつぶやいた。
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