第16夜 ピエロ

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「私達、そろそろ帰るのでこれで失礼します」 私が外に出ようとすると。突然目の前に不気味な顔をしたピエロが 「いやあ!」 私は悲鳴をあげた。 「どうしたんだよ?」 祐一郎達は私に聞いた 「目の前にピエロが」 「ピエロなんてどこにもいないぞ?」 どうやら祐一郎達には見えていないようだった 「どうゆうこと」 『あの二人にはどうやら俺の姿は見えないようだなあ』 「え!!!!!」 『それじゃあ、またな』 突然、私の目の前からピエロが消えてしまった。 「意味わかんねえ。なんなんだよ」 「ね!あそこ!ドアみたいなのがあるけど。なんの部屋なんだろ」 私はあるドアを指差した。そしてドアの取っ手に触れた。どうやら開いているようだった。ドアを開けると薄暗かった。中はかなり広く。今まで誰かがこの部屋で生活している様子があった。もしかしてあのピエロが。 「!!写真立てがあるぞ」 写真を見ると若い男性と中年の男性がうつっていた。ちなみにこのテントの前で映された写真のようだった。 「なんでこんな写真がここに?」 すると奥のほうでうめき声のようなものが聞こえてきた。 「なんだ?このうめき声」
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