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「私達、そろそろ帰るのでこれで失礼します」
私が外に出ようとすると。突然目の前に不気味な顔をしたピエロが
「いやあ!」
私は悲鳴をあげた。
「どうしたんだよ?」
祐一郎達は私に聞いた
「目の前にピエロが」
「ピエロなんてどこにもいないぞ?」
どうやら祐一郎達には見えていないようだった
「どうゆうこと」
『あの二人にはどうやら俺の姿は見えないようだなあ』
「え!!!!!」
『それじゃあ、またな』
突然、私の目の前からピエロが消えてしまった。
「意味わかんねえ。なんなんだよ」
「ね!あそこ!ドアみたいなのがあるけど。なんの部屋なんだろ」
私はあるドアを指差した。そしてドアの取っ手に触れた。どうやら開いているようだった。ドアを開けると薄暗かった。中はかなり広く。今まで誰かがこの部屋で生活している様子があった。もしかしてあのピエロが。
「!!写真立てがあるぞ」
写真を見ると若い男性と中年の男性がうつっていた。ちなみにこのテントの前で映された写真のようだった。
「なんでこんな写真がここに?」
すると奥のほうでうめき声のようなものが聞こえてきた。
「なんだ?このうめき声」
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