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「やっやっぱり、やめて帰ろうよ?みんな」
私は2人に苦笑いで言った
「どうしたんだよ?いきなり」
「このピエロはたくさんの人を殺したんだよ。ペナルティーってもしかして殺されたりするかもしれないのよ?そんなの絶対に嫌よ」
2人は黙ったままだった。さすがに自分達までピエロに殺されるのは嫌だったからだ。
「じゃあやっぱり俺ら帰るわ。このゲームはなかったこと、ということで」
すると突然、ピエロの目が真っ赤に光り
『待て!変更はなしだと言ったはずだ!ゲームをはじめた以上。このゲームが終わるまでお前らをここからかえさん』
「わっわかったわ。そのゲーム最後までつきあうわよ。」
「おい!」
祐一郎達は私を見ていた。
「さっさとこんなゲーム終わらせて帰ろう」
二人はうなずいた。
『さあ、ゲーム開始だ。まずは真ん中』
真ん中を選んだのは健斗だった。真ん中のピエロはピエロのマスクをとった。驚いたことに、マスクをとった顔は健斗そのものだった。
『ハズレだなあ』
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