第16夜 ピエロ

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「やっやっぱり、やめて帰ろうよ?みんな」 私は2人に苦笑いで言った 「どうしたんだよ?いきなり」 「このピエロはたくさんの人を殺したんだよ。ペナルティーってもしかして殺されたりするかもしれないのよ?そんなの絶対に嫌よ」 2人は黙ったままだった。さすがに自分達までピエロに殺されるのは嫌だったからだ。 「じゃあやっぱり俺ら帰るわ。このゲームはなかったこと、ということで」 すると突然、ピエロの目が真っ赤に光り 『待て!変更はなしだと言ったはずだ!ゲームをはじめた以上。このゲームが終わるまでお前らをここからかえさん』 「わっわかったわ。そのゲーム最後までつきあうわよ。」 「おい!」 祐一郎達は私を見ていた。 「さっさとこんなゲーム終わらせて帰ろう」 二人はうなずいた。 『さあ、ゲーム開始だ。まずは真ん中』 真ん中を選んだのは健斗だった。真ん中のピエロはピエロのマスクをとった。驚いたことに、マスクをとった顔は健斗そのものだった。 『ハズレだなあ』
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