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そしてふと窓に視線をむけると。窓にはピエロの姿が映っていた。
「うわあ!」
祐一郎はびっくりしてその場所から離れた。
『よ!なんだよ!?びびるなよ』
ピエロは少し寂しそうな表情で祐一郎を見ていた。
「だって、なんで。お前、ここにいるんだ。」
『なんだよ。その目、怯えきってるじゃねえか。クックッ』
ピエロは不気味に笑っていた。
「びびってなんかない。っていうか何しに来たんだよ。お前」
『言ったろう。ゲームで負けた奴にはペナルティーを与えるって』
「ペナルティーってなんだよ」
ピエロは一瞬黙ったが
『その前に、窓に顔を近づけてくれ』
「なんでだよ?」
『いいから』
祐一郎はピエロの言うとおりに窓に顔をつけた
『よし、今からお前にペナルティーを与えてやる。』
ピエロは勢いよく窓ガラスを割った。
「ぎゃ!」
割れた窓ガラスの破片が祐一郎の顔のあちこちに刺さった。
「いてえ!いてえよ!」
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