第16夜 ピエロ

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祐一郎の顔が血で真っ赤にそめられていた 『これでペナルティーは終わりだ。じゃあなあ』 ピエロはその場で消えてしまった。 次の日。祐一郎は入院した。放課後、私達は祐一郎が入院している病院へむかった。 「祐一郎。いったい何が?」 祐一郎の顔には包帯がまかれていた。 「どうしたんだよ?その包帯?」 「ピエロが…ピエロが」 ピエロ 「ピエロが言っていたペナルティーってこのことだったのか」 健斗は呟いた。 「次はお前だよ。健斗。ペナルティーをやられるのは」 祐一郎は健斗を指差した。その晩、健斗は風呂に入っていた 「次は俺か」 するとぶくぶくと泡が 『俺が怖いか?』 「この声はピエロ?」 『お前にもペナルティーを与えてやるよ』 湯舟の中から、ピエロが現れた。 「!!!!!」 『面白い遊びしようぜ』
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