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中年の男の首吊りをしている姿を見て。その場で青年は座り込んで泣き叫んでいた。すると、青年のまわりには。派手な格好をした人々がやって来た。
「なんだ。あの親父さん。ついに自殺しちまったのか。まあ、死にたくなる気持ちはわかるなあ。あんな事件起こしたんだもんな。」
事件は一週間前に遡り。ある日。サーカスの若手団員の過失でお客に大怪我を負わせてしまうという事件が起こった。
そのことで、お客はへり。観客は10人も満たないようになった。そして若手の団員は自分達が起こした過失を青年の父親になすりつけた。
そのことで、団長と中年の男性は折り合いが悪くなりついにはサークルから追い出されることになってしまった。
それが自殺の原因となったようだった。そして。
「さあ、お前もここから消えろ」
団員は青年の胸倉を掴んだ。
「お前もいらねえんだよ。」
団員は睨みつけていた。
「口ふうじしなきゃな。っていうか。てめえも。こいつみたいに。自殺でもするか。お袋さんいないんだってなあ。どっちにしろ。どこにも行く場所なんかないんだろ?」
からかっていた。
青年は怯えた目で、団員を見ていた
「なんなら、手伝ってやるか。」
「…このこと警察に話します」
僕は急いで入口へむかった。
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