114人が本棚に入れています
本棚に追加
数ヵ月前、私の家の近所の神社で殺人事件があった。殺害されたのは
若い母親とまだ生まれたての赤ちゃん
犯人はまだ捕まっていないが。かなり酷い死に方をしていたようだった。
それ以来、神社では奇妙な噂が広まったようだった。高校受験を控えた私は学校の帰りに神社でお守りを買うことにした。
神社についたのは夕方の6時ごろだった。
外は薄暗く生暖かい空気がただよっていた。
「早く帰ろう」
私は階段を降りはじめた。すると急に体が
重くなった
「何?」
すぐそばで人の息が。
「なんなの?いったい?」
まるで何かを背中にしよっているような感覚が
そしてどうにか、下に降りることができた。
家までむかう途中、さっきよりも更に
体が重く感じた。
「なんなのよ。怖い」
するともうすぐ家に着く時になって
赤ちゃんの泣き声が聞こえた。
「オギャアオギャアオギャアオギャアオギャアオギャアオギャアオギャアオギャアオギャアオギャアオギャアオギャアオギャアオギャアオギャアオギャアオギャアオギャア」
「いやあ!!!!!!!!!!!!!」
私はその場で座り込んだ。すると赤ちゃんの泣き声がやんだ。
「おさまった。よかったあ。」
私が起き上がろうとすると、なんだか体が動かなかった。
「何?」
「うっ…うっうっ」
今度は女性のうめき声が。すぐそばで
「え?」
私は後ろを見た。
「…!!!!!」
私の背中には、赤ちゃんを背中にしょっている血だらけの女性がしがみついていた。
「た…す…け…て」
女性はつぶやいた。
「いやあ!!!!」
私は悲鳴をあげた。するとその瞬間。女性は消えてしまった。私はその場から立ち上がった。
あれは幻覚だったのでしょうか。
いいえ。私は家に帰った。
「お帰り」
お母さんが私の元に来た
「ただいま」
私は靴を脱ぎ家に入った、するとお母さんは
「あんた!その背中」
「え!」
後で私が背中を見ると背中には手形があった。
最初のコメントを投稿しよう!