第3夜 肝だめし

2/10

114人が本棚に入れています
本棚に追加
/109ページ
夏休みの終わりごろ。 僕の名前は拓也、小学5年生で 友人の 修、和馬、夏美、優子 そして久。6人で僕の田舎の祖母の家に遊びにきていた。 「明日には帰るのか」 最初に呟いたのは、和馬だった。 「そういえば、あの川のむこうにある学校。廃校なんだよな?」 そう言って窓から顔を出し叫んだのは修だった 「ああ、そうそう。もうすぐ取り壊されるっていう話だよ。」 僕にとってはどうでもいい話なのであまり興味というものはなかった。 「へえ。あんなところで肝だめしっていうのもなんだか面白そう。」 そう言ったのは夏美だった。夏美は怖い話とかは結構好きな方だった。しかし、優子はそうゆう系は苦手だった。同じく久も。 修と和馬はさんせのようだったが。僕は実はこの肝だめしにはあまり賛成ではなかった。理由はというと。これは昔、祖母から聞いた話なのだが。あの学校が[ちなみに言い忘れていましたが、小学校です]なぜ廃校になったかというと、それは10年前にさかのぼる事になるが、ある日。一人の女の子が校舎内で行方不明となり。その女の子は結局行方不明で終わり捜索も打ち切りになったようだった。 生きているのか死んでいるのかすらわかっていない。そして、なんとその女の子が行方不明になる時、そばに新任の若い教師がいたようだったが。その先生は、数日後!学校で首吊り自殺をしたようだった。それからというもの。学校で行方不明の女の子が真夜中、学校中を歩きまわっているとか。自殺した先生が同じく真夜中、学校中を歩きまわっているとかそうゆう噂がある目撃まであったことなどがあり。 とうとう学校は廃校になってしまったようだった。それがあの廃校にまつわる怪談だった。そして僕はそのことをみんなに話した。絶対やめとくだろうと思ったからだ。 「へえ!なら、本当に出るか確かめなきゃあ!」 夏美は真面目にのり気だった。多少、びびっていた和馬や修も 「おっおう!確かめてみようぜ!」 と言いながらはしゃいでいた。そして優子は久はなずがままだった。 たとえ反論しても意味がないとわかっていたからだ。 「ねえ、ルートとかどうするの?」 僕は夏美達に聞いた 「ルートか」 少し考えた後
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!

114人が本棚に入れています
本棚に追加