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急に浅野さんの体が宙に浮きました。私は驚きながら浅野さんを見上げました。
『忘れていたとしたら、あなたのこと殺してたもん。柏木先輩みたいに』
「殺したってどうゆうこと?」
私は浅野さんに聞いてみました。
『プールの中見てみたら。』
私達はプールの中を覗いた。
「いやあ!!!!」
プールの中には柏木先輩の水死死体が
「酷い」
私は呟きました。
『クスクス。酷いのは柏木やあんたでしょ?私のこと。さんざん嫌がらせしたくせに。あの時だってあんたがあんなふざけたことしなかったら私は死んだりなんかしなかったんだから』
『岡島さん?本当はあんたのことも殺すつもりだったけど。見逃してあげる』
「…」
『さようなら。』
そして。浅野さんは消えてしまいました。
「浅野さん。成仏できるんですかね」
「わからない。」
それから、浅野さんは命日近くになると姿を現わしていました。
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