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「ルートはね、廃校といってもそこまで大きくないし、旧校舎みたいだから。とりあえず、全部の教室をまわって目印をつけていくの。そして目印をつけた後、運動場に戻ってくる!これでどう?目印はなんでもいいわ。チョークで黒板に何か文字を書いていくとか。一応、二人一組にするから。3つの目印があるはずよ!」
説明はこれで終わったようだった。そして僕らは廃校へむかった。数分後、僕らは運動場に着いた。僕らの目の前には古びた旧校舎が
「あれ?変なの」
突然、久が呟いた。
「どうしたんだよ?久!お前、もうびびってんのか?」
修は久の肩を抱きながら言った。
「見てみなよ!あれ!」
久はある場所を指差した。みんなが久が指差した方を見ると。妙な違和感が生まれた。
何かおかしい!?なんで、あるはずのものがないんだろうという感じだった。
「よく、怪談とかであるけど。二宮金次郎の像がなくなっている!」
「もしかして、勝手に動き出したとか??」
僕と久が怯えていると
「アハハ!」
突然、笑い出したのは修と和馬と夏美だった
「工事の人がもっていったんだよ!二宮金次郎が歩き回るとか絶対、ありえ…!」
修と和馬は突然、座り込んだ。
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