第3夜 肝だめし

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「ルートはね、廃校といってもそこまで大きくないし、旧校舎みたいだから。とりあえず、全部の教室をまわって目印をつけていくの。そして目印をつけた後、運動場に戻ってくる!これでどう?目印はなんでもいいわ。チョークで黒板に何か文字を書いていくとか。一応、二人一組にするから。3つの目印があるはずよ!」 説明はこれで終わったようだった。そして僕らは廃校へむかった。数分後、僕らは運動場に着いた。僕らの目の前には古びた旧校舎が 「あれ?変なの」 突然、久が呟いた。 「どうしたんだよ?久!お前、もうびびってんのか?」 修は久の肩を抱きながら言った。 「見てみなよ!あれ!」 久はある場所を指差した。みんなが久が指差した方を見ると。妙な違和感が生まれた。 何かおかしい!?なんで、あるはずのものがないんだろうという感じだった。 「よく、怪談とかであるけど。二宮金次郎の像がなくなっている!」 「もしかして、勝手に動き出したとか??」 僕と久が怯えていると 「アハハ!」 突然、笑い出したのは修と和馬と夏美だった 「工事の人がもっていったんだよ!二宮金次郎が歩き回るとか絶対、ありえ…!」 修と和馬は突然、座り込んだ。
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