114人が本棚に入れています
本棚に追加
男性はうなずいた
「だから、お前らは帰れ」
「…」
紺野は男性を見た
「…!!」
男性は紺野を見てかなり驚いていた
「…し…んだ…だ」
男性は何か言いたそうだった
「し…んだ?」
「いや、なんでもない」
男性は去って行った。
「なんだったんだろ。あの人」
「夜。また来ない?」
「え?」
僕はかなり驚いた
「どうしても試してみたいの」
紺野は凄く思いつめたような表情で僕を見ていた
「いっいいよ。付き合うよ」
「ありがとう」
紺野は微笑んでいた
「それじゃあ、今夜の7時ごろにここで待ち合わせしよ?」
「あっうん」
そして僕らはその場で別れた
夜・7時。僕は、廃墟病院の前に来た
「昼間もそうだけど。夜見るとやっぱり不気味だなぁ。それにしても紺野さんまだかな」
ガサガサ。
「うん?」
草むらから、紺野さんが出てきた。
最初のコメントを投稿しよう!