第20夜 殺害現場

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「待った?」 「いや。僕も今来たところだから」 「それじゃあ。入りましょう」 「えっ!?ほっ本当に入るわけ?」 「もしかして怖いの?」 僕は黙ったままだった。図星だったからだ。 「懐中電灯ならあるわよ?なんなら、私の後からついてくる?」 「さっさすがにそれは」 「体震えてるわよ」 確かに僕の体は震えていた そして僕は紺野より前を歩き始めた 「ねぇ?知ってる?」 「えっ?知ってるって何を?」 まさか幽霊?と僕は思った 「ここでこの前 殺人事件があったんだって」 「さっ殺人事件!!??」 僕は思わず叫んでしまった 「そうなの!殺されたのはまだ若い女性で絞殺されたんだって」 なんでそんなことを知っているんだ?と僕は思ったが 怖くて聞けなかった
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