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「待った?」
「いや。僕も今来たところだから」
「それじゃあ。入りましょう」
「えっ!?ほっ本当に入るわけ?」
「もしかして怖いの?」
僕は黙ったままだった。図星だったからだ。
「懐中電灯ならあるわよ?なんなら、私の後からついてくる?」
「さっさすがにそれは」
「体震えてるわよ」
確かに僕の体は震えていた
そして僕は紺野より前を歩き始めた
「ねぇ?知ってる?」
「えっ?知ってるって何を?」
まさか幽霊?と僕は思った
「ここでこの前 殺人事件があったんだって」
「さっ殺人事件!!??」
僕は思わず叫んでしまった
「そうなの!殺されたのはまだ若い女性で絞殺されたんだって」
なんでそんなことを知っているんだ?と僕は思ったが
怖くて聞けなかった
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