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「紺野!どうしてここに!?」
「これ以上。罪を重ねると私が許さないわよ」
「お前いったいなんなんだ?」
男性は紺野さんに聞いた。
「私は」
「新聞見たよ。紺野さん。この男にレイプされて殺されたんだね。」
まだいまだに、信じられない部分もあるけれど
「許せなかった。私を殺した男のことを」
「あなたのことは許さない!!」
すると突然。紺野の姿が殺された女性の姿に。女性の首元には締め付けられた跡のようなものが
そして女性は男性の首を勢いよく締めはじめた。
「うっ!!」
「あなたも私と同じ苦しみを味わうのよ!!」
さらに強く締めはじめた。
男性が気を失いそうになった瞬間。
「やめるんだ!!」
僕は紺野に叫んだ。
「‥」
「こんなことして、なんになるんだよ!!!」
「‥」
紺野は男性の首元から手を離した。
「‥ハアハア」
男性は苦しそうだった。
「死にたくなんかなかったの 」
「えっ?」
「死にたくなんかなかった。この男が憎かった」
紺野は泣いているようだった。
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