第20夜 殺害現場

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「紺野!どうしてここに!?」 「これ以上。罪を重ねると私が許さないわよ」 「お前いったいなんなんだ?」 男性は紺野さんに聞いた。 「私は」 「新聞見たよ。紺野さん。この男にレイプされて殺されたんだね。」 まだいまだに、信じられない部分もあるけれど 「許せなかった。私を殺した男のことを」 「あなたのことは許さない!!」 すると突然。紺野の姿が殺された女性の姿に。女性の首元には締め付けられた跡のようなものが そして女性は男性の首を勢いよく締めはじめた。 「うっ!!」 「あなたも私と同じ苦しみを味わうのよ!!」 さらに強く締めはじめた。 男性が気を失いそうになった瞬間。 「やめるんだ!!」 僕は紺野に叫んだ。 「‥」 「こんなことして、なんになるんだよ!!!」 「‥」 紺野は男性の首元から手を離した。 「‥ハアハア」 男性は苦しそうだった。 「死にたくなんかなかったの 」 「えっ?」 「死にたくなんかなかった。この男が憎かった」 紺野は泣いているようだった。
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