第3夜 肝だめし

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「うわあ!!!!!!あっあれ!見ろよ!」 二人は何かを指差しているようだった。 「どこ?」 僕はびっくりしながら二人に聞いた。 「あそこだよ!二階の窓!!!!二宮金次郎が廊下を歩いている!!!!!!」 へっ!!!???とみんなは驚きながら二階の窓を見た。しかし二宮金次郎の姿などどこにもなかった。 「なんにもいないじゃん!」 その時の僕らは和馬達が言っていたことはこれっぽちも信じていなかったが。 いずれ嫌でも信じることになることにその時の僕らはまだわかっていなかった。そして夏美は 「いつまでそんなとこに座り込んでいるのよ?」 と和馬達に言いながら手を差し延べた。 「さあ、行くわよ!組を言うわよ。まず、修と優子で、次が和馬と久で、最後が拓也と私ね」 こうゆう順番になったというか、夏美が勝手に決めたようだった。 「よーし!早速はじめるわよ!後、これ!みんな、一つずつ持って!」 夏美は僕の祖母から貰ったロウソクとマッチを渡した。 「なんで1番、最初が俺なんだよ」 修は最初からびびっていた 「もう!!びびってないで早く行きなさいよ!!!!!!」 夏美は修の背中を強く押した。 「っていうか、鍵とか開い
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