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僕の名前は、東秀司。この話は、僕が小学3年生の時に体験した出来事です。
当時、学校では秘密基地がはやっており、ある日の放課後、数人の友達と一緒に近所にある山に行くことにした。
その山は、人気が少なくちょうどいい場所だと思ったからである。
メンバーは、淳、幸雄。仲良し3人組である。いつも一緒に行動している。はじめに淳が提案をした。なので淳が一番のり気であった。
「どんな秘密基地にしようか」
さすがにそこまで考えてなかった。秘密基地を作るのははじめてだったからだ。
「穴とか‥ないかな」
「穴か、そんなもんあるかな」
すると、突然。雨が降り出した。
「げえ!雨だよ!傘持ってきてないよ?」
まいったなぁ。どうしよう。そんな時。
「やばい!雷も鳴ってるよ!ついてないな」
せっかくテンションあがっていたのに。とにかく雨宿りしないと。
「あれ?あそこになんかあるよ?」
「大きな穴がある。よし!ここで雨宿りしようよ!」
幸雄たちは穴の方へ凄い速さで走っていった。
「ちょっと待ってよ」
とにかく、雨がやむまでこの穴で雨宿りをすることにした。
「なんか怖いな」
「秀司は本当に怖がりだな」
そんなことないけど。
「ねえ?クマとか出たりしたらどうしようか」
2人は笑いながら
「クマなんてでないよ。いくらなんでも」
どうかな。不安でいっぱいだった。だんだん体が冷えてきたし。
「なぁ。いい事思いついたんだけどぉ、ここを秘密基地にしないか?」
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