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「嫌だよ!怖いよ!」
不気味すぎるよ。
「おい!結構広いなこの穴」
そう言いながら幸雄は奥のほうまで進んで行った。
「危ないよ!」
怯えながらも、幸雄の後を追った。
「あれ、ここで道がふさがってる。」
なんだかほっとした気分だった。
「うん?なんか何かが腐ったような匂いしないか?」
確かに、凄く臭い。なんだ、この匂いは?気持ち悪い。
「なぁ地面から匂ってこないか?」
そう言いながら幸雄たちは地面を掘り返し始めた。
「やめなよ!何か変なのが出てきたらどうするのさ?」
凄く嫌な予感がしていた。
「これって人の手?」
人の手?
「うわぁあああ!!」
目の前には、血だらけの女性が。
「死んでるのかな?」
「死んでるんじゃねえ。だって、地面に埋まってたんだぜ。誰かが殺して埋めたんじゃ?」
確かにそうかも、いやそうとしか考えられない。
「ねぇ、最近、埋められたのかなこの死体。」
「そうだよな。時間経つと腐ったりとかするんだろ?死体って」
なんかのテレビで言ってた。
「ねえ?僕らやばくない?」
「どうして?」
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