第21夜 見てはいけない

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「嫌だよ!怖いよ!」 不気味すぎるよ。 「おい!結構広いなこの穴」 そう言いながら幸雄は奥のほうまで進んで行った。 「危ないよ!」 怯えながらも、幸雄の後を追った。 「あれ、ここで道がふさがってる。」 なんだかほっとした気分だった。 「うん?なんか何かが腐ったような匂いしないか?」 確かに、凄く臭い。なんだ、この匂いは?気持ち悪い。 「なぁ地面から匂ってこないか?」 そう言いながら幸雄たちは地面を掘り返し始めた。 「やめなよ!何か変なのが出てきたらどうするのさ?」 凄く嫌な予感がしていた。 「これって人の手?」 人の手? 「うわぁあああ!!」 目の前には、血だらけの女性が。 「死んでるのかな?」 「死んでるんじゃねえ。だって、地面に埋まってたんだぜ。誰かが殺して埋めたんじゃ?」 確かにそうかも、いやそうとしか考えられない。 「ねぇ、最近、埋められたのかなこの死体。」 「そうだよな。時間経つと腐ったりとかするんだろ?死体って」 なんかのテレビで言ってた。 「ねえ?僕らやばくない?」 「どうして?」
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