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「やべー、ここの景色すげぇ好きなんだけど。」
「…いい感じだな。」
俺たちは学校の屋上で朝日が昇ってくるのを見ていた。
どうせ家にいても暇だということで、まだ誰もきてない時間に学校に入り屋上から見ていたというわけだ。
「初めてここで見たけど…いいなぁ。マジでいいな!」
「こういう景色好きだもんな…修也。」
手すりに掴まり身を乗り出して朝日を見ていた俺"小野瀬修也"を、俺の友人"日高迅"は自販機で買ったパックのココアを飲みながら見ていた。
「そういう迅くんは相変わらずパックジュース好きだねー…。」
「…まぁね。美味しいし。」
昔から俺と迅はこの田舎町で仲良くやってきた。
この町にはこの高校を含め2つしか高校がなく、この高校もあまり生徒数が多いわけじゃない。
だからかはわからないが迅と俺は昔からよく一緒にいる。よくわからないが、もしかしたら親友と呼べる奴なのかもしれない。
「お、ぞろぞろと来たな。」
他の生徒が登校してくるのが見えたため、俺と迅は教室に戻ることにした。
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