音のない楽譜

鍵の秘密

「鍵は返さない。」

『えっどうして…。困りますっ！』

返すもんか。

「守ってやるよ。探すんだろ、１人より２人が早く見つけられるかもしれないしな。」

『どうしてそこまで、』

「暇だって言ったろうが。つまらなかったら、起こるかんなぁ。」

『勝手なっ、』

「はは、よろしくな。｣

よく見たら可愛いな、こいつ。ころころ表情変わるし、見ててあきない。

『お、お世話になります？』

「なんで、疑問系なんだよ。何かお前可愛いよな。」

『へっ?』

はは、楽しくなりそうだ。