2人が本棚に入れています
本棚に追加
八月15日
僕は
同級生の女の子と公園で出会った…
別に急ぐようも無かったし、やる事も無いのが正直な話である…
木陰にあるベンチに腰掛けた少女は黒い猫を抱えていた
その猫はやけに口が大きく
ニヤけて居るようにも見えた…
少女は唐突に…。
『夏は嫌いかな…』
とその黒い猫を撫でながら呟いた…
それから…
少しすると猫は少女の膝から降り
信号が点滅しているのにも関わらず歩道を渡ろうとした
最初のコメントを投稿しよう!