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カフェテリアを出た。
まだ他の家には明かりが灯っていて、街の賑わいは消えていない時。
二人手を繋いで歩いていると、時計塔が何かの時間を知らせた。
なんでもない時間だったその時は、今では憂鬱な時間に変わってる...
その時はわからなかった。
もっと早く気づいていれば、2人の未来は変わっていたのかな...?
それとも変わらない未来だった...?
そんな後悔は何度となくしてきた。
香奈の微妙な変化に気づけずにいたんだ。
ずっと握りあっていた手。
香奈の優しい温もりをずっと感じていた。
この温もりを離さない
そう誓っていた。
浮気や些細な喧嘩でこの出会いを終わらしてしまうのは馬鹿だ...
でも、そんな話しじゃなかったんだ...
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