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豪華ではないが、質素でもない、普通の食事。
最近では土地が枯れ、作物が取れなくなっている。
だからいくらメシア様でも贅沢はできないのだ。
「あ―あ、誰かさんが起きなかったせいで昼食食ってもまだ腹ペコなんだけど。如何してくれるの?」
「朝から起きてたよ」
「うん、起きてたね」
「じゃあなんで朝食食いに来なかったんだよ!」
文句を言う忠に起きていたことを告げると、光も首を縦に振った。
その返答が余程気に入らなかったのか、忠は食卓をばんっと叩いた。
普段いい奴なだけに、私は彼のこういう暴力的な所が大嫌いだ。
なので、忠を一睨みしてからさっさと食事を済ませ、自室に籠り、障子が開かないように棒で固定した。
そしてまたネンドール作りに没頭するのだった。
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